このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。
本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。
その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。
あなたは一人暮らしを始めた頃を覚えていますか?
もしくはこれから?
ちょうど始めたばかり?
実家から出て、初めて一人暮らしをする時は
自由になった解放感・・・
「自立したぞ!」という自信・・・
これからの生活にワクワクしましたよね!
しかし、生活が進むにつれてすぐに・・・
一人の寂しさからホームシックに・・・
金銭的に苦しくなったり・・・
または、何もかも自分でこなさなければならず親のありがたさを知ったり・・・
色々と苦労しましたよね。
(これからの方は覚悟して下さいね!)
今回の『大人の読書感想文』は自らの一人暮らしをエッセイコミックにした、たかぎなおこさんの『浮き草デイズ』を取り上げています。
『大人の読書感想文』の作者の方も自分自身の一人暮らしを始めた頃を重ねたようです。
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『浮き草デイズ』(たかぎなおこ)から学んだ自立する楽しさ
■エッセイコミック『浮き草デイズ』との出会い
私は、今から10年前初めてエッセイコミックというものを読みました。
本は好きでしたがエッセイコミックには興味がありませんでした。
しかし入院中、姉がくれた本がエッセイコミックだったのです。
そのときの本は『うちの犬知りませんか』というたかぎなおこさんが執筆したものでした。
とても読みやすく私と同い年の作者というのもあり、退院後、自ら本屋さんでたかぎなおこさんの別の本『浮き草デイズ』も買いました。
これは2巻あり両方読みましたがとても心を動かされました。
■『浮き草デイズ』1巻について
まず、1巻は作者のたかぎなおこさんが漫画家を目指して東京に一人で出てきてホームシックやお金で苦労しながら頑張って生活している様子が中心となっています。
エッセイコミックは、漫画とは違い、イラストがありながらも文章ものっています。
シンプルなイラストタッチなので、エッセイコミックを読んだことがない私でも違和感なくストーリーに入り込めました。
■『浮き草デイズ』2巻について
2巻目ですが、こちらは上京してさんざん苦労したたかぎなおこさんの生活が、一つずつゆっくり実を結んでいく様子が描かれています。
私は東京生まれの東京育ちですが、やはり、一人暮らしを始めたころは、さみしかったり生活が苦しくても実家には頼るまいと思いつつ頼らざるをえなかったりしました。
誰もが通る道だと思いますが、たかぎなおこさんは親しみやすいイラストでほのぼのと描いているので、友人の話を聞いているかのように読むことができるのです。
■『浮き草デイズ』を通して得たこと
ひとり暮らしに慣れるのに何年もかかり、生活が安定するまでもとても時間がかかるものですが、この『浮き草デイズ』を読んで、同時に自立することは楽しいことでもあると気づかせてもらいました。
自分の実生活では、楽しむことより孤独と戦うことがあったりなどして心に余裕が持てるようになるまで長かったですが、その時間さえも実は楽しいものなのかもしれないと思いました。
本の中でも、特に1巻は、たかぎさんの生活の苦労がたくさん描かれていましたが、前向きに歩き続け夢をつかんだ姿はとても励まされ、大きな感動というよりもとても身近な心をほっとさせてくれるところがあり、自分の力で生きていく知恵や頑張ろうという気持ちにさせてくれるのです。
イラストエッセイは普通のエッセイとも違い、イラストがある分楽に読み進められるので、疲れているときでもとても読みやすいです。
一人暮らしを始める前にこの本と出会いたかったですが、もし他人に甘えたくなった時には時々これからも読み返して初心に帰ろうと思っています。
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いかがでしたか?
一人暮らしを始めた当初は苦しかったことも、今思えばいい思い出であり、自分を成長させてくれた経験です。
作者の方は『浮き草デイズ』を読んで、思い出しつつ自立することの楽しさを噛みしめています。
これから一人暮らしをする方も、その前に一度読んでみるのも面白いと思います。
きっと苦しいことも寂しいと思うことも、自分を成長させ将来は楽しい思い出になると思うとより一人暮らしをは楽しめるはずですよ!
感想(13件) |
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