『応えろ生きてる星』(竹宮ゆゆこ)から学ぶ失敗からの立ち直り方 ― 『大人の読書感想文』


このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。

本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。

その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。


失敗は怖いですか?

それは怖いですよね(笑)

誰だって失敗して嬉しいことはありません。

成功はしたいですか?

成功はしたいですよね(笑)

成功し、自己実現を果たし、賞賛されたいですよね?

多くの方から賞賛されるほどの成功を収めなくても、仕事が上手くいったり自分の目標が達成できたりすると嬉しいですよね。

「失敗は成功の母」「失敗は成功のもと」

とも言われます。

何かを得るには必ずと言っていいほど失敗は付き物です。

誰でも最初から成功することには、さほど価値はありませんからね。

苦労して成功を収めた人を美談としてテレビ等のメディア取り上げられたりします。

感動しますし、自分も頑張ろう!という気になります。

しかし、現実には多くの人は失敗を恐れて新たな挑戦をしたり、人と違った生き方をしたりしません。

(もちろん、多くの人がやっていることや仕事で命じられてやって失敗しながら学ぶことはありますが)

特に日本人は失敗に対して過度な恐怖心を持っていると言われます。

そして、相手の失敗に対しても厳しく、ずっとその失敗のイメージを持ち続ける傾向があるようです。

外国語の習得が苦手というのもこういった理由が大きいとも言われます。

言語は何度も失敗して覚えるものですが、例えば授業等で間違った発言・発音をすると周りから笑われバカにされたりします。

バカにした人も今度は自分の発言する番になると、バカにされることを恐れます。

失敗を恐れれば恐れるほど、新たなことを学びにくくなります。

流行に流されやすい、というのもそこに原因があるのでしょう。

“みんなと一緒”であれば、失敗は無いですからね。

今回の『大人の読書感想文』は失敗を経験した若者達の苦悩を描いた『応えろ生きてる星』(竹宮ゆゆこ)を取り上げます。

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『応えろ生きてる星』(竹宮ゆゆこ)から学ぶ失敗からの立ち直り方

■『応えろ生きてる星』の登場人物たちはみんな失敗経験者

若者たちの苦悩やリアルを徹底的に描いたのが竹宮ゆゆこさんの小説『応えろ生きてる星』です。
この小説では、一時期は漫画家として活動していたものの挫折から夢を手放すことになった廉次と、夢のために頑張っていたのに途中でドロップアウトしてしまった朔がひょんなことから出会います。
そしてお互いの傷をつつき合いながらも過去の失敗と向き合って、目をそらすことなく未来へ歩んでいく様が描かれています。
ここ数年、再スタートや再チャレンジといった言葉がクローズアップされていますが、クローズアップされればされるほど、失敗をしてしまったらやり直すことは難しい世の中なのだと思い知らされることがあります。
私も学生時代からずっとそういった空気の中で過ごしてきたので、一度の失敗がどれだけ人生に影響をもたらすかを痛いほど感じます。

私の周りにも夢を追って叶わなかった人、受験や就職に失敗してつまずいてしまった人はいます。
そうならないようにと固定観念として失敗は罪のような意識がありましたが、この小説を読み終わりそれは違うのだなと気づくことができました。
失敗は罪でもなんでもなくて、経験というかけがえのない財産なのです。

■失敗からの立ち直り方が難しい時代だからこそ胸に迫る内容

ネットやSNSなどで簡単に個人情報や噂、デマに至るものまで関係ない人が把握できる時代において、まっさらな状態で再スタートすることは以前よりもやはり厳しいものです。
だからこそ平凡を選択して大きな失敗を避けようとする社会の風潮を感じますが、失敗した人は愚者なのでしょうかと問われたら、今の私なら「いいえ」と即答できます。
人間の人生はやり直すことができません。
作中で物語のヒロインである朔が幼い日々に、夜空から落ちてきたと信じる石をもう一度投げ返していたように、生まれ変わることができないからこそ何度だって信じて立ち向かっていくことが必要なのだと、当たり前のことですが痛感させられました。

■失敗したからこそ得られる経験から価値を見いだすことが大事

インスタ映えを意識して元婚約者や元恋人に嫉妬させようとしていた二人でしたが、投稿する写真にはけして写らないオフにおいて、どんどん心を通わせていきます。
私もSNSなどをしているので、小説中のリアルな駆け引きの描写は面白くもありましたが、若干胸がひりひりとしました。
流行語にもなったインスタ映えなど他人からの評価が指針になってしまうことが私もありますが、結局はその指針は自分を苦しめている状況を作り出していたのです。
失敗からの立ち直り方は、自分を他人任せにしないということをこの小説から痛いほど感じることができました。
自分という人間を信じて、時にはまわりに後押ししてもらい何度も立ち上がることは可能なのです。
私の場合、家族や友達に恵まれたこともあり挫けそうな時支えてもらうこともありますが、逆にその人たちが悩んでいるのであれば背中を押してあげたいなと今強く感じます。
失敗を失敗のままにせず、学んだ経験をいかして自分に価値を見いだすことが大切なのでしょう。

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いかがでしたか?

『大人の読書感想文』の作者の方は失敗に対してのイメージが変わったようです。

加えて、失敗から立ち直りにくい時代であることも再確認しています。

何かを成し遂げる時には失敗を積み重ねなければなりません。

多くの人は失敗をするとすぐにあきらめます。

むしろ挑戦すらしません。

少し向上心がある方であれば、失敗しても時間を掛けて何とか立ち直り再挑戦するでしょう。

もし、あなたが本当に「成功したい」「成功者になりたい」と思うのであれば、失敗を恐れてはいけません。

失敗したら、すぐに違う方法で挑戦するべきです。

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