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友達、家族の絆。
スポーツ、会社のチームワーク。
様々な場面で人との助け合いが必要になります。
今回ご紹介する『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)の読書感想文の作者の方は、そうした仲間の大切さに気付きました。
【中古】【古本】ブレイブ・ストーリー 上 KADOKAWA 宮部みゆき【文庫 日本文学 角川文庫】
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『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)から学んだ仲間の大切さ
■『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)との出会い
『ブレイブストーリー(著:宮部みゆき)』と出会ったのは中学3年生のころでした。
当時流行っていたアーティストで、ミクスチャーロックバンド『Aqua Timez』が主題歌を担っている映画が、まさに『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)だったのです。
映画を観て、仲間との絆や、闘って自分の願望を叶えることについて深く考えさせられました。
そこで、『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)は文庫本としても販売されていると知って、すぐに書店へ行き購入しました。
■読めば読むたび、世界観が広がる
『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)のあらすじとしては、ごく普通の小学生の男の子が主人公で、その主人公の父親と母親が、何の前触れもなく唐突に離れ離れになります。
原因は父親の浮気です。
そのことで病気がちになった母を見て主人公は「なんとかしたい」と思い、廃ビルの中に「願いを叶える扉」があるという噂を聞きます。
そして、その扉をくぐり様々な仲間たちと自身の試練をこなしながら願いを叶える、といったあらすじです。
読めば読むたび、その所々で主人公の苦悩、思い、仲間の大切さを考えることができる作品でした。
どの章でも「ひとりで戦うより仲間と立ち向かうこと」を主軸に置かれています。
それによって、いかに“仲間と共に闘うことが大切なのか”ということが、十分に伝わりました。
例えばストーリーの中盤、主人公は仲間とはぐれ、自分の闇の部分である「影」と闘います。
自分のマイナスの部分である闇を見て、主人公は「自分はそんな人間じゃない」と、怖くなって逃げ出してしまいます。
しかし仲間と合流して、仲間を頼る強さと弱い自分を受け入れることの大切さを学び、結果、自分の弱い部分や悪い部分と向き合うことに成功しました。
このシーンは、『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)のなかでも特に感銘を受けたシーンで、誰しも心に弱い部分はあるのだけれど、その弱い部分も仲間がいれば補うことができ、なおかつ自分でもその弱さを受け入れて生きていかなければならないのだ、と思いました。
とても大変なことで憂鬱な道のりになるだろうけど、私も自分を受け入れ、頼れる仲間を作っていこうと強く思いました。
■『ブレイブストーリー』(宮部みゆき)を読んで学んだ大切なもの
最終的に主人公は、当初の願望である「父と母を仲直りさせ、離婚を防ぐこと」を放棄します。
なぜなら、「自分の手で頑張ろう」という決意の芽が芽生えたからです。
ご都合主義で、夢の力を頼ってなんとかしようとする主人公は、そこにはいませんでした。
彼は「願いを叶える扉」の中の自分の世界によって、仲間と立ち向かうことの大切さと、受け入れる強さを学び、自分の力を信じられるようになり成長したのです。
このシーンもとても感動的で、叶えることができる願いを放棄してまで自分で頑張ろうという決意を、自分も真似し、彼のようになりたいと、強く思いました。
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いかがでしたか?
何か困難に遭遇し、一人では解決出来ない時は仲間の助けは本当にありがたいことです。
また、個々で取り組むよりもチームで助け合う方がより大きなことが出来ます。
このブログの読者の方の多くが、社会に出て会社や何らかの組織の中にいると思います。
個人で仕事をしているにしても、何らかのサービス(金銭や利害で繋がっている相手を仲間と呼ぶかは別の議論として)を利用しています。
また、家族やパートナーもいるでしょう。
人間は絶対的に他者の助けを必要とする生き物です。
「いや、そんなことは無い。私は自分の力だけで生きているんだ!」
という方は、他者の助けに気付いていないだけです。
仲間と友好な関係を築いて、より良い人生を送るにはまずは自分自身を受け入れることです。
自分自身を受け入れられない者が他者を受け入れることは出来ません。
そして他者を受け入れ、信頼することです。
自分自身で出来ることは自分自身でやり、自ら積極的に仲間を助け、自分一人では解決出来ないことは仲間に助けを求める。
この考えを常に心の中心に置いておけば、より良い人生、より良い仕事、そして自分の夢を叶えることが出来るでしょう。
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