『僕僕先生』(仁木英之) ― おすすめの本

『僕僕先生』(仁木英之)の概要

舞台は唐の時代の中国。

今で言うニートとしてのんびり暮らす青年王弁と、キュートな姿の仙人僕僕の出会いと不思議な旅の物語。

僕僕先生とは何者なのか?

王弁は僕僕先生とともに生きていくことができるのか?

ワクワクドキドキの冒険物語。

僕僕先生 (新潮文庫)


『僕僕先生』(仁木英之)の好きな登場人物

なんといっても、謎の美少女仙人・僕僕がかわいいです。

実際は古代の戦に関わっていたこともあるようなので、何百年、何千年と生きている仙人なんですが…。

姿を自由に変えることができるため、本当の姿は謎のまま。

でも、基本スタイルがツンツンした美少女なので、王弁はいつもドキドキしてしまいます。

この作品の舞台は唐の時代なのですが、地名やその当時の人々の暮らし振りも描かれており、読んでいて異文化の風のようなものを感じることができます。

『僕僕先生』(仁木英之)の好きな場面

最後のシーンが好きです。

次なる冒険の予感を感じさせ、ワクワクします。

各地での活躍が広く知られるようになると、僕僕は国から目をつけられ連れ去られてしまいます。

そして、それだけではありません。

大きな戦いの予兆はすでに始まっていました。

僕僕はかつての対戦にも関わった仙人です。

仙人としても、なにかのトラブルがあるようでした。

もう王弁にはどうすることもできない事態に・・・

そして、僕僕先生は王弁の前から去ります。

王弁は、僕僕先生に習った薬師としての技術を生かし、精一杯生きていくほかありません。

寂しさを抱えたまま5年の歳月が流れてたところで僕僕先生が再び現れるのです!

2人の旅はまた始まろうとしています。

『僕僕先生』(仁木英之)から得たもの

主人公の1人である王弁はダラダラして働かないニートです。

ニートでいる理由は、実家が金持ちだからです。

今の世の中でもありがちなシチュエーションです。

そんな王弁が頑張ろうと思えたのは僕僕先生と一緒に居たいからです。

ふさわしい人になりたいと願ったからこそ、どこにでもついていけたし辛くても投げ出さずにいられたのです。

単純にストーリーが面白いのもありますが、王弁の成長物語として見た時に、”恋”の大切を感じました。

たとえ叶わない恋だとしても、好きな人がいることは人生にとってプラスになり得ると感じました。

『僕僕先生』(仁木英之)はこんな方におすすめ

僕僕先生はシリーズ作品です。

重い話もありますが、この第1作は誰でも気軽に読めます。

落ち込んでいる時に読めば、くすりと笑えるかも知れません。

逆に楽しい時に読めば、冒険に入り込んでワクワクできると思います。

また、中国が好きな方にもおすすめです。

中国の地名も歴史も取り入れられ、つい行ってみたくなってしまう程、魅力が伝わります。

『僕僕先生』(仁木英之)のまとめ

この第1作だけでは僕僕と王弁の結末はわかりませんので、ぜひシリーズで読んでもらいたいです。

その過程で戦いが起きる理由や友情や愛について等、多くのテーマにぶつかります。

重すぎると思える問題も僕僕先生と王弁と増えていく仲間とが、時にはコミカルに、時にはシリアスにぶつかっていきます。

ひとつひとつ解決した先にある、もう1つのゴール・・・

王弁は僕僕先生と結ばれることができるのか?!

結末はぜひ、ご自身で確認してみてください。