『あおぞら』(星野夏) ― おすすめの本

『あおぞら』(星野夏)の概要

作者である星野夏氏に起きた実話。

中学2年生だった夏はある先輩との関係をきっかけに心に穴が。

そんな夏を救ってくれたのは笑顔がすてきなこうちゃん。

こうちゃんとの幸せな生活の中に絶望がおとずれ夏が立ち直っていく物語。

([ほ]2-1)あおぞら (ポプラ文庫)


『あおぞら』(星野夏)の注目の場所

こうちゃんが入院していた病院です。

病院という場所で夏は初めは悲しみにくれ現実と向き合えずにいました。

しかし、こうちゃんを通して仲良くなった友達や、自分の家族、こうちゃんの家族との関係から現実を受け入れ成長していきます。

その夏の成長が見れる場が病院です。

またこうちゃんの為に一人で鶴を折っていた夏に、友達が何も言わず手伝い完成したものを飾るのもこの病院です。

夏の周りにはこうちゃんのおかげで素敵な人にあふれていると分かる場所が舞台となる病院なのです。

『あおぞら』(星野夏)の注目の場面

夏がこうちゃんに何があったかを打ち明ける場面です。

色々な事が起きた夏は身体的にも精神的にもボロボロになっていきます。

そんな中、人に心を閉ざしていた夏がこうちゃんに心を開き、自分の身に起きたことを語っていきます。

真剣に聞き、聞き終わった後のこうちゃんの言葉がすごく心に響きます。

抱きしめられた夏を想像して、心の底から「こうちゃんと会えて良かった」と思える場面で涙が自然にあふれてきてしまいます。

それをきかっけに夏も自分を汚いと思う事が徐々になくなっていきます。

夏の成長の第一歩となる場面です。

『あおぞら』(星野夏)から得たもの

夏がこうちゃんと会って変わっていくのがすごく感動します。

実際に他人との交流によって成長する人を見たことがなかったのですが、こんなにも人との出会いや巡り会いは大切なのだと自分の中で思えるきかっけになりました。

夏がこうちゃんからたくさんの事を学んだように、自分自身も周りの人や家族、友人、大切な人、これから会ういろんな人から学んでいける人になろうと思えた一冊です。

そう思えた時点で、一つ自分の成長になりました。

『あおぞら』(星野夏)はこんな方におすすめ

今がつらい、無性に泣きたい、心をきれいにしたい・・・。

恋人・家族・友達との関係に悩んでいる・・・。

大切な人を失って心に穴があいている・・・。

そんな方におすすめです。

きっと自分と関係している人すべてが大切に思えてくるでしょう。

『あおぞら』(星野夏)のまとめ

最後までノンストップで読めてしまいます。

18歳のありのままの姿が書かれていて、特別凝った表現があるわけではないのですが、何か心に響き忘れられない一冊になると思います。

人は人によって変えられ、人によって成長していくことがよく分かります。

中学2年生の夏から始まる悲しい物語・・・、

つらいのは自分だけじゃない、と思わせてくれます。

また、つらい経験を乗り越えようとする夏を見て自分も頑張ろうと思えます。

星野夏氏のその後を書いた本も、こうちゃんの為に夢をみつけ頑張る夏の姿が描かれてあり、おすすめです。