『本好きの下剋上』(香月美夜) ― #おすすめの本

『本好きの下剋上』(香月美夜)の概要

現代日本に暮らす本須麗乃(もとすうらの)は、念願である図書館への就職が決まった日に地震によって本が崩れてその下敷きになって亡くなってしまう。

もっと多くの本を読みたかった、そんな未練を抱いた彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての体を持っていた。

[新品][ライトノベル]本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第三部 領主の養女 (全5冊) 全巻セット

価格:6600円
(2024/12/16 11:42時点)
感想(0件)

『本好きの下剋上』(香月美夜)の注目ポイント

そんなマインがまた本を読み、そして本に囲まれて暮らすために異世界の都市エーレンフェストの下町から始まる物語です。

どんな立場になっても変わらない家族がいるからこそ、主人公のマインは生きていこうと思ったのだと感じます。

だがその家族のことをマインは最初のうちは全く受け入れられませんでした。

現代日本とは全く違う常識の中でとてつもないギャップがあったからです。

だがだからこそ少しずつ家族の絆を繋いでいくマインとその家族の姿が注目ポイントです。

『本好きの下剋上』(香月美夜)の好きな場面

特に好きな場面はダームエルがパルゥケーキを食べる場面です。

ダームエルはマインを支える一の騎士です。

パルゥケーキは最初姉のトゥーリと幼馴染のルッツ達と食べるためにマインが作り方を教えてできたおいしくて甘いパンケーキです。

材料のパルゥの実は冬のよく晴れた日の午前中にしか取れません。

その不思議でおいしいパルゥケーキを読んでいるこちらも食べたくなってしまいます。

『本好きの下剋上』(香月美夜)で得られたもの

今までライトノベルを読んできた中で、家族を汚いと罵倒する主人公は見たことがありませんでした。

ですが、よく考えるとすごく現実的でそういったことは日常的にあり得るわけです。

それでも今までにない衝撃的な始まり方でした。

大抵のライトノベルでは生まれ変わっても同じような清潔さが前提の世界観が多いのでより一層そう感じます。

そんな世界観の中でもマインは諦めませんでした。

周りの価値観に触れて無理だと言われても、自分の欲する本を諦めないマインはとても行動力は実生活の中でも参考になると思います。

『本好きの下剋上』(香月美夜)はこんな方におすすめ

『本好きの下剋上』に出てくる言葉や国を調べてみたり、物や考え等を少しでも実生活取り入れようとする方にはおすすめです。

いろいろなところでグーテンブルク等、馴染みのない言葉が出てきます。

その言葉をあらためて自分で調べてみたりしました。

そんな楽しみ方もできる小説だと思います。

作中に出てくる髪飾りを自分で作ってみたりしても楽しいのではないだろうか。

『本好きの下剋上』(香月美夜)のまとめ

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』は巻数は既刊32巻(本編29巻+外伝1巻+短編集2巻)(2022年4月現在)で話数は全677話(完結)ととても読み応えのある長編小説です。

また小説以外でもアニメや漫画でも楽しめます。

漫画は第一部全7巻。

第二部既刊7巻(2022年4月現在)。

第三部既刊5巻(2022年3月現在)。第四部既刊4巻(2022年5月現在)。

今まで馴染みがある連載と少し違い、漫画はいくつかの話が平行連載しています。

第二部の続きを買ったと思ったら第三部の始まりで話がすごく飛んでいる、そんなことがあると思うので漫画を買う時はそれも楽しんで頂ければと思います。

この物語は自分は何が有れば生きていけるのかを、何を大切にして生きているかを、考えさせられます。

今までと違う価値観に触れてマインがどのようにして生きていくのかを、ぜひ一度手に取って読んでみて欲しいと思います。

[12月下旬より発送予定]【エントリーで全品ポイント10倍!】[新品]本好きの下剋上 コミックセット (全35冊) 全巻セット [入荷予約]

価格:22880円
(2024/12/16 11:42時点)
感想(7件)