『毎日を好きなことだけで埋めていく』(本田晃一)の概要
毎日の生活の中の嫌いなことをだんだんと減らして、好きなことを少しずつ増やしていく方法が実現可能なステップで紹介されています。
心のブレーキに気付いて取り除き、本当はどうしたいのか自分に問いかけ、嫌なことをだんだん減らしていき、ゆっくりと好きなことをする時間を増やしていくという流れです。
毎日を好きなことだけで埋めていく (単行本) [ 本田晃一 ] 価格:1540円 |
『毎日を好きなことだけで埋めていく』(本田晃一)の注目ポイント
『毎日を好きなことだけで埋めていく』はとにかく優しく、今好きなことができない人に寄り添って書かれています。
例えば、そんな人の中にある心のブレーキは悪いものではないと書いてあります。
それは元々は自分を守るために作られたルールなので、戦って打ち勝つものではなく、わかるわかるありがとうと共感してあげて成仏させれば良いのです。
他にも3日間たっぷり眠る、自分が嫌だった気持ちを自分でよく味わうなど、すぐに実行可能な方法で心の羅針盤を取り戻していくノウハウが書かれています。
やりたいことが見えてきたら、それをスモールステップで実現に移していく方法が説明されています。
『毎日を好きなことだけで埋めていく』(本田晃一)の好きなノウハウ
やりたいことはすきま時間につまみ食いする、というアイデアがとても参考になりました。
にわかファンも飽きっぽくても全部オッケーだと書かれているので、何かが気になった時に、本当にやりたいのか?と考え込んだりせず、気楽に行動に移すことができます。
また、やりたいことを始めるために現在の仕事を辞めるような大きなリスクを取らないところも良いです。
やりたいという自分の気持ちを今の生活の中でちゃんと満足させてあげることができるので、さらにいろんなことがやりたい気持ちが湧いてくるようになり、大きな変化に繋がっていきます。
『毎日を好きなことだけで埋めていく』(本田晃一)で得られたもの
以前は自分は何がやりたいのか、小さなことでは今日何が食べたいのかまで、全く感じ取れなくなっていました。
『毎日を好きなことだけで埋めていく』を読んで、まずは自分の心のブレーキに気付き、それを優しく外していくことで、本当にやりたいことが見えるようになってきました。
それを小さな一歩から、すきま時間に実行してみることで、自分はちゃんとやりたいことができるのだという自信がつきました。
また、苦手なこと、がんばらないとできないことは人に任せてもいいというアドバイスのおかげで、感謝を持って人を頼ることができるようになりました。
『毎日を好きなことだけで埋めていく』(本田晃一)はこんな方におすすめ
やりたいことがわからないから見つけたいけれど、何から始めたらいいか困っている方におすすめの本です。
また、やりたいことの実現途中で、なかなか上手くいかなくなっている時にも、読むと今すぐ行動にうつせるヒントが見つかると思います。
心の調子を崩し、元気になるために好きなことをしろと言われても何が好きかわからずに困っていた時に出会いました。
砕けた調子で書かれた本なので、こころの調子が悪い時でも気軽に読むことが出来てしまうのも良いところです。
『毎日を好きなことだけで埋めていく』(本田晃一)のまとめ
成功者のハウツー本ではあるのですが、今困っている人の気持ちに寄り添って書かれていると感じます。
好きなことがわからなくなっている自分を労わり、本来の気持ちを取り戻していく、セルフケアの本でもあります。
最終章は親との和解についてなのですが、そこは好き嫌いが分かれるかと思います。
その章は無理に参考にしなくても、それまでの内容が十分に役立ちます。
自分の心の声を聞いて、何が嫌で何が好きかをわかるようになることは、例え好きなことをビジネスにしなくとも、生きていく上で助けになってくれるはずです。