『あひるの空』(日向武史)から学ぶ勝負に勝つ方法 ― 『大人の読書感想文』

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このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。

本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。

その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。


現代を生きる我々は何かと「競争社会」だ、「勝ち組負け組」だと言われています。

結構こういう話題がでること自体、そういった社会への不満を持っていて、

「何かおかしい」

と感じている人が多からではないでしょうか?

その逆に、「みんな同じ」ということで意図して競争をせず、勝敗を付けないというのもおかしな話ですね。

例えば、運動会でみんな同時にゴールする徒競走を行う幼稚園や小学校が取り上げられ、議論になったりします。

そこまでいくと半分笑い話のような気がしてしまいますが・・・(笑)

(ごめんなさい、真剣に考えている親御さん!)

「ゆとり」だとか言われたりしますね。

でも実際に「競争社会」「勝ち組負け組」等と言われる前から、あらゆることに競争は行われ勝敗をつけてきました。

(言うまでもありませんが・・・)

「競争」や「勝敗を付けること」が悪いことではないと思います。

企業は競争をすることによって、より良い商品を生み出し、より安価で高品質なサービスを提供します。

そこには様々なアイディアや新たな発見も生まれます。

個人で言えば、「勝ちたい」と言う思いがモチベーションになったり、「どうすれば勝てるか」と考えることによって、次の新しい行動につながり成長していきます。

しかし、競争ばかりに偏ってしまうと「負け組」に対する差別や偏見等が現れます。

また「勝ち続けなければいけない」「失敗は許されない」というプレッシャーで過度なストレスを抱えることとなります。

相手に対しても、そのほとんどを“敵”と見なすことになり、打ちのめすべき対象となり、相手への尊敬や寛容さ、協調性等が失われていきます。

自分の価値は常に「他者との比較」でしか見出すことができなくなります。

(あなたはいかがですか? 会社、学校、地域社会・・・、隣人と比較していませんか?)

つまり、重要なのはどちらかに偏らず過度にならないことだと思います。

そして個人として、どのように「競争」「勝負」と向き合って、それを自身の成長に結びつけるかが重要になってくると思います。

ということで、今回は『あひるの空』(日向武史)を読んで、勝負に勝つための方法を通して成長された社会人の方の『大人の読書感想文』をご紹介します。

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『あひるの空』(日向武史)から学ぶ勝負に勝つ方法

■導入

学生、社会人問わず、勝負をする時というのは必ずあると思う。

学生であれば、部活動の試合や入試、社会人であればプレゼンでの案件受注。

その中で、勝ち続けられる人はほとんどいないと思う。

どうすれば勝負に勝てるのかと考えることも多いと思う。

そんな時に、このあひるの空を読んで自分の中で勝負に勝つ心持ちを学んだので、それを記載したい。

■漫画のあらすじ

「あひるの空」は身長が150cm台の主人公が壊滅していたバスケットボール部を再建してインターハイ出場を狙う物語である。

単なるバスケットボール漫画ではなく、部活でよくある仲間の退部や恋愛との両立等、高校生活自体にスポットを当てている。

■印象に残った言葉

主人公の高校が新人戦に臨む際に、女子バスケ部の監督である主人公の父が言った次の言葉が印象に残った。

「どうやったら勝てるかを理論的に説明できるか?
それは無理だ。なぜなら、勝つということ自体不確定なものだからだ。
だが反対語の負けるは容易に説明ができる
努力を怠る 向上心を失くす
あらゆる(マイナス)要素が負けに直結する
毎日死に物狂いで練習してるのは勝つためじゃない、
負けないためにやってるんだ」

(「あひるの空 40巻」)

■なぜ印象に残ったのか

これはつまり、逆転の発想に近いと思う。

勝つというのは、つまりほとんど負けないとイコールなのだ。

試合や入試やプレゼンの際は、どうしたら相手に勝てるのだろうと常に目線を相手側に持とうとしいる。

ただ、確かに相手側のことなのでいくら目線を相手側にもったところでそれは不確定な仮説でしかなく、それであれば実績としてもっている自分に目線を置き、自分が持っているどの武器を使えば、相手に負けないのかを考えた方が結果として計算が立つと思った。

つまり、目線を自分に置いた方が負けないのではないかと思った。

■本を読んで変わったこと

この本を読んでから、自分は社会人なので、プレゼンのコンペがある際にコンペティターに目を向けるのでなく、顧客が求めるものを自分の会社がどれだけ提供できるかに必死に目を向けた。

そうすると、コンペティター目線で考えていた時よりも、顧客がプレゼンをしてまで求めていることをよく考えるようになった。

そして、自分の会社のどの武器を使えば ベストなのかを考えるようになった。

その結果、プレゼンでは負けずに最終コンペまで残ったり、受注できた案件もあった。

この言葉に出会えて良かったなと思った。

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いかがでしたか?

「勝つこと」より「負けないこと」。

逆転の発想でもあり、勝負の極意でもあるように思えます。

よく一流スポーツ選手がインタビューで「自分との勝負・・・」と言っていたりします。

きっとこのことに共通するのだと思います。

そして自身と向き合い、自身の能力を高めたからこそ一流になれたのだと思います。

あなたも、もし今何か勝負しなければならないことがあれば、ぜひこのような視点で「勝負」を捉えてみてはいかがでしょうか?

きっと、あなた自身を今まで以上に成長させ、そして同じく勝負をしていたその競争相手も尊重できるようになると思います。

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