『恋物語』(西尾維新)から学ぶ 人生に後悔は一つもない、今までもこれからも ― 『#大人の読書感想文』


このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。

本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。

その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。


あなたの子供の時からの夢はなんですか?

夢を叶えられたら素敵ですよね。

きっと幸せな人生が待っているはずです・・・

人生には様々なことが起こります。

夢が叶ったからといって、必ずしも幸せになれるとは限りません。

その夢がいつまでも続くとも限りません。

今回の『大人の読書感想文』の作者の方は、パティシエになる夢を叶えました。

しかし、作者の方は夢半ばで怪我をしてパティシエを続けることができなくなってしまったのです。

当然、落ち込み、それまでの人生さえ後悔し始めます。

そんな時に『恋物語』(西尾維新)に出会い、考え方を変え

「人生に後悔なんて一つもない」ということに気付いたようです。

落ち込み・後悔する作者の方を救った言葉とはなんでしょう?

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『恋物語』(西尾維新)から学ぶ 人生に後悔は一つもない、今までもこれからも

■叶えたパティシエになる夢

私は小さな頃からお菓子が好きでしたので将来の夢はパティシエになることでした。

その夢は成長しても変わらず、高校時代はケーキ屋でアルバイトをして高校卒業後は製菓の専門学校に進学してパティシエ二なるという夢を叶えました。

自分のなりたかったパティシエになれたことと、思っていた以上のやりがいに毎日ヘトヘトになりながらも充実した生活をおくっていました。

■夢とリスク

しかしパティシエを職業にするにはやりがいと喜びはありますがリスクもあります。

色々ありますが一番は怪我です。

熱い窯を管理する事もありますし大きな機械を使う事もあります。

他にマイナスな面をあげるなら、プライベートな時間があまり取れないという事です。

拘束時間に関してはお店によると思いますが、私が働いていたお店は個人店という事もありプライベートな時間はほぼありませんでした。

しかし働きたかったお店に勤めていたというのもあり、仕方ないと思いながら働いていました。

正直仕方ないなんていう気持ちは少ししかなく、それ以上にやりがいや一緒に働く仲間との時間が楽しくてほぼ気になりませんでした。

■夢を失う

そんな私は仕事中に怪我をしてしまいました。

繁忙期という事もあり、そのまま無理して働き続けてしまったせいで病院に行った時には既に手遅れでした。

パティシエを続けられなくなってしまった私は退職し、怪我した身体でも働ける事務職をすることに決めました。

転職先はとてもいい環境で人間関係もよく、プライベートな時間もしっかり取れる会社でした。

恵まれた環境な事は十分わかっていましたが心に穴が空いたような感覚で、毎日が詰まらなかったのが正直なところです。
私が頑張っていた時間は何だったのか、今まで積み上げてきた経験は無駄だったのかなど色々思っていました。

私がお菓子につぎ込んでいた時間に周りの友達は仕事と恋愛を両立していた人が多く、結婚し家庭を持ち子供がいる人もたくさんいました。

幸せそうな友達を見たとき、私は今何をしているんだろうという気持ちによくなっていました。

■無駄な出来事なんてない

そんな時期が長く続いたとき出会った本が『恋物語』(西尾維新)でした。

その作品の中のキャラクターが言った言葉で私は気づきました。
「別に幸せになることが、人間の生きる目的じゃないからな。幸せになれなくとも、なりたいものになれりゃいいんだし」という言葉です。
私はなりたいものになれたんだ!と改めて思いました。

それになりたいものになれたのなら、幸せだとまで思えるようになりました。

目の前の絶望しかみていなかった私は全体が見えるようになりました。

なりたいものになれた事を改めて喜ぶことができ、ここでパティシエ人生は終わってしまったがまた新しいことに挑戦できるチャンスができたとも思えました。

絶望していた自分がバカバカしく思えたと同時に、そんな自分も可愛いとまで思ってしまいました。

そしてこの経験は絶対に無駄ではなかったと確信しましたし、これからも経験し失敗し落ち込むことがあったとしても、その出来事を無駄にするかしないかは自分次第という事をこの言葉から教えてもらいました。

もう私の人生に後悔なんて一つもありません。

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いかがでしたか?

誰しもが落ち込むことはあります。

ましてや、それががんばって得たものであったり、長年追い続けていたものであれば、それは大きくなります。

そんな時は、自分自身がやってきたことを後悔してしまうこともあります。

周りが見えなくなり、今ある幸せさえも見えなくなることもあります。

しかし、世の中に起きることは良いも悪いもなく中立です。

ただ起きるのです。

そこに何の意味もありません。

意味を付けるのは、あなた自身です。

自分がやってきたこと、起きたこと、それを無駄にするのもあなたです。

経験として活かすのもあなたです。

厳しいように思いますけど、それがわかってしまえば前向きになれますよね!

成功しようと失敗しようと、どんなことでも自分次第でこれからの人生に活かせるわけですからね!!

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