『カラフル』(森絵都)から学ぶ、本や漫画から得る知識 ― 『#大人の読書感想文』


このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。

本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。

その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。


カラフル (文春文庫) [ 森 絵都 ]

感想(136件)

歴史上の偉人達、著名な経営者、一流スポーツ選手・・・

その道で大きな成功を収める人には読書家が多いと聞いたことがあると思います。

歴史に名を残すほどではなくても、あなたの身の周りの優秀な人、賢明な人の多くは読書を好んでいる人が多いと思います。

今の時代であれば、スマホやパソコンで分からないことを調べたりするのも読書の一種に入るのではないかと思います。

優秀な人達は、分からないことがあればただ人に聞き、その情報のみで判断することはありません。

ある情報を得たら、その情報を調べ確認し、自らの考えも含め普段の生活・ビジネス戦略等に役立てます。

読書は、「情報を得る」「情報を確認する」「一つの情報を別の角度から見る」「情報を広げる」ことが出来ます。

しかも、それを受動的(消極的)ではなく能動的(積極的)に行うことが出来ます。

今回の『大人の読書感想文』の作者の方も、本を“情報の塊”と考え、そこからの学びをご自身の生き方に活かしています。

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『カラフル』(森絵都)から学ぶ、本や漫画から得る知識

■本は情報の塊

本や漫画から得る知識をバカにする人がいる。
特に漫画からの知識は大人達はバカにする。

勘違いも甚だしい。

あれは複数の大人達がたくさんの人に読んでもらおうと一生懸命作られたものだ。
そして、作者の知識や経験、豊かな発想から生まれている、情報の塊だ。

バカにし、否定する人生は寂しい。
ひとつの世界を失っている。

私は本から様々な事を学んだ。

■『カラフル』(森絵都)から学んだ、自分を客観的に見るということ

一度自殺した男の子が、プラプラという天使なのか悪魔なのかわからない存在に人生を、もう一度チャレンジさせられる。
その中学生の男の子は、たましいの欠片になっていて、自分が入った肉体は自分以外の誰かだと思っている。
誰か知らない少年の身体に入ったものだから、仮の姿だ、適当にやりすごそうと、なんでも肩の力をぬいてやる。
でも本当は、自殺したはずの自分の身体に還っていた。
自殺する前は自分で作ってしまった自分へのイメージ、キャラ、学校での存在、家族との在りかた、自分でガチガチに固めてしまった「自分」に苦しめられていた。

頭の中でできた自分を解き放ち、今の自分はまだ仮なのだ、と思うことで気が楽になる。
容姿だってただの「魂の器」なんだ。

この肉体や環境に重みを感じることはない。
今の自分は仮の姿なのだ、と思うことでだいぶ気持ちが楽になった。
当時私は高校生で、何者かわからない、高校生で今から確実にがむしゃらに頑張らなきゃいけないとわかっていたので気持ちが重かった。
でも、そんな自分をこの本のおかげで客観的に見ることができて肩の荷がすーっと降りていくのがわかった。

この考えならばこの先も生きられるかもしれないと思った。

■本から学べる多くのこと

本は色んな事を教えてくれる。
漢字だってたくさん読めるようになるし、人の心の移ろいも教えてくれる。
本に書かれているような事を普段、人とは話さない。

人間が内に秘めたことを教えてくれる。
絶対にあり得ないことは文章にはなりえない。
いつかの誰かを応援できる、好きになれる、嫌いになるかもしれない。
誰かの心を、人間の脳ミソをビリビリ破いて形にしたもの。
本を見るとドキドキする。
この製本された美しい紙にいったい何が書かれているのかと。
『すーちゃんの結婚しなくていいですか』という本に、選らばなかった方の人生はどうだったんだろうというシーンがある。
私が知らない、私じゃない人が書いた、ピタリとくる言葉。

今日も私はそれを探して本を読む。

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いかがでしたか?

多くの方が読書をし、知識を深め、自らの考え方を見直し、人生を豊かにしています。

あなたも是非、その恩恵を受けてほしいと思います。

読む本が活字だろうが漫画だろうが、たくさん読もうが少なかろうが関係ありません。

あなたに必要な本、あなたに必要な量を読めばいいのです。

大人が漫画を読んでバカにされる時代は終わっています。

世界から賞賛される位に質が高いものがたくさんあります。

スマホがあるからといって、紙の本が否定されるわけでもありません。

『大人の読書感想文』の作者の方が言うように、本や漫画から得る知識をバカにする人はその人自身が情報不足であり、人生における大きな機会損失とも言えます。

もしあなたが今後もより良い人生を送りたいのなら、この“読書”いう有効な手段を是非活用してほしいと思います。


あなたの『大人の読書感想文』をお聞かせ下さい。

悩める方の助けになるかも知れません。

ぜひメッセージお願い致します。

※掲載の際には多少の編集を加えますので予めご了承下さい。




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