『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨) ― おすすめの本

『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)の概要

姑が急死したため、彼女が1人暮らしをしていたアパートをたった1人で片付ける羽目になった嫁の望登子の奮闘記です。

心の中で悪態をつきつつも、前向きに頑張る姿に大笑いさせられながら、最後にはちょっとホロリとさせられてしまう、素敵なお話です。

『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)の好きな登場人物

嫁である望登子のキャラクター設定が最高です。

「安物買いの銭失い」の姑やマイペースな夫、謎のご近所さんなどにふりまわされ、鬱屈した思いを心の中で吐露しつつ、それでもなんとか現状を打破しようと奮闘する姿は、ユーモアたっぷりで何度も大笑いさせられます。

持ち前の人の好さで、最終的には物事をハッピーな方向に導いていく姿は、ほっこりさせられると同時に爽快でもあります。

近所に住んでいたら、ぜひお友達になりたいと思わせてくれる登場人物です。

『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)の好きな場面

能登子がトラブルに見舞われる度に、心の中で思いを吐き出す場面が好きです。

例えば押し入れから姑が貯め込んだいらないものが大量に見つかった時等、彼女は心の中で

「いったいいつ使うつもりだったんですか」

「新しいのを買ったらなぜ古いものを処分しておかないのですか」

「持って帰っても絶対に使いません、こんなサイズもセンスもあわないもの」

等と叫びます。

そのコメント一つ一つが納得できるものばかりで、将来、自分が同じ状況に陥った際には必ず役に立ちそうです。



『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)で得たもの

『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)を読んで、人にはそれぞれの言い分があり、それぞれの意見がある、自分の思い込みだけで全てを決めつけてはいけないということを強く感じました。

また、遺品整理を通して嫁の能登子が姑の人となりを知って彼女の魅力に触れていく場面は、予想外の展開に驚いたと同時に、特に感動しました。

『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)を読んで学んだことや感じたことをこれからの自分の生活にも活かして、自分自身も素敵なおばあちゃんになっていきたいと感じました。

『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)はこんな方におすすめ

嫁姑の関係に悩んでいる方、嫁姑の間で悩んでいる男性、今後、遺品整理の予定がある方等には特に読んで欲しい一冊ですが、小説としても十分楽しめます。

あまり遺品整理に関係のない若い人達にも将来のために読んで欲しいと思います。

『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)のまとめ

垣谷 美雨氏の小説は、日常生活のトラブルをユーモアたっぷりに描くことが得意で、『姑の遺品整理は、迷惑です』はその中でも特に良くできた作品だと思います。

遺品整理の実情がよくわかる上、行う際の気持ちの持ち方や家族との関わり方にまで言及した作品であり、今後、遺品整理をすることがあれば是非『姑の遺品整理は、迷惑です』(垣谷 美雨)を現場に持参するのおすすめしたいくらいです。

垣谷 美雨氏には多くの女性が直面するいろんなトラブルを扱った小説をこれからも書いて欲しいです。

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