おすすめの本一覧

『アルスラーン戦記』(田中芳樹) ― #おすすめの本

パルス歴320年、皇太子アルスラーンの初陣から話は始まる。 アルスラーン14歳の初陣で、パルスという国はルシタニアという敵国に敗し、王都エクバターナを奪われることとなる。 奪われた王都エクバターナに住む国民は、敵国ルシタニア人に命を脅かされ、死者も多く出た。 生き残ったアルスラーン殿下が頼もしい仲間とともに、王都を奪還するための、胸が熱くなるファンタジー。

『芝桜(上)』(有吉佐和子) ― #おすすめの本

「正子」と「蔦代」というふたりの芸者の関係を通して、女の人生を描いた長編小説の上巻です。 正子と蔦代の10代~30代を通して、芸者の卵から一人前の芸者になるまでに男女の関係やお金のトラブル等、ありとあらゆる問題が起こります。 明治・大正・昭和の風俗も興味深く描かれています。

『100分de名著 こころ』(姜尚中) ― #おすすめの本

夏目漱石の小説『こころ』の解説本です。 誰もが一度は読んだ事のある有名な作品ですが、自分で普通に読むだけではここまでの知見は得られないだろうと思わされる1冊です。 深く、透徹した考察がなされていて、「なるほどそうだったのか!こういった考え方もあるのか!」、といった驚きが多数盛り込まれている大変よくできた優れた1冊になっています。

『旅のラゴス』(筒井康隆) ― #おすすめの本

人類が他星に移住してから2000年、超能力を得た代償として文明は後退し人類は野盗達の跋扈する世界で原始的な生活を送っていた。 若き学者のラゴスはある時は遊牧民族に紛れ、またある時は奴隷に身を落としながらも長い放浪の生活を送っていた。 一体彼の旅の目的は何なのか。 旅が終わる時、一体彼は何を目にするのだろうか。

『眠れるラプンツェル』(山本文緒) ― #おすすめの本

売れっ子のCMディレクターと結婚した手塚汐美は、お金と時間を持て余す毎日。 ある日のこと街中で補導されそうになっていた、同じマンションに住む中学生を助ける。 スピルバーグ監督の映画「フック」に登場するキャラクターから「ルフィオ」と名付けた彼とは、次第に抜き差しならない関係に陥っていくのだった。

『ぼくの死体をよろしくたのむ』(川上弘美) ― #おすすめの本

奇想天外な話が好きな方にはとてもおすすめです。 とにかくあまり深いことを考えず、楽しみたい時にはもってこいの作品です。 普通の小説ではある程度起承転結のようなものが存在し、読み進めるうちに感動や面白さが増幅していくというものが多いのですが、『ぼくの死体をよろしくたのむ』(川上弘美)は全くそんなことは関係なしに話が始まり、強引に不思議な世界を見せ、あっという間に去っていくという感じの作品です。 18個のストーリーがそれぞれ別な話になっているので、それぞれの話で違った不思議な感覚が味わえます。 普通の小説ではなかなか味わえない世界を感じることのできる作品です。

『頭がいい人、悪い人の<口ぐせ>』(樋口裕一) ― #おすすめの本

『頭がいい人、悪い人の<口ぐせ>』(樋口裕一)では自分が知らないうちに身に着けてしまった口ぐせのせいで、人から嫌われたり、バカに思われたり、上司や部下から信頼されないなどのことの例を取り上げて、より良い自分を築くための方法を解説しています。 またできる人に見せる口ぐせについても取り上げています。