おすすめの本一覧

『アドルフ・ヒトラー 我が青春の友』(アウグスト・クビツェク) ― #おすすめの本

『アドルフ・ヒトラー 我が青春の友』(アウグスト・クビツェク)は、アドルフ・ヒトラーの友人クビツェクが、彼の15から19歳までの素顔と、政権誕生後に再会したときに垣間見たアドルフの個人的な表情の詳細な記録です。 政治的な内容からは距離をおき、友情に関する内容が中心となっています。

『TUGUMI』(吉本ばなな) ― #おすすめの本

山本家の姉妹と父親、ポチという犬と恭一との恋をめぐる海辺での物語である。 山本屋旅館が小説の舞台。 病気で体が弱い口の悪いつぐみと、つぐみと暮らすことを周囲に尊敬されている陽子ちゃんという姉。 ポチと喧嘩中のつぐみ、ポチとの和解から小説は始まる。

『i(アイ)』(西加奈子) ― #おすすめの本

主人公はアイという女の子。 彼女はシリア人の両親の元で産まれ、アメリカ人の父と日本人の母に養子として育てられている。 そんな彼女は優しい養父、養母に大切に育てられるが、自分が恵まれている一方で世界で起こる悲しい事故や災害、テロなどに心を痛め、苦しむ。 家族、友人や恋人との出会い、優しさや愛し愛されることで自分の世界を広げていく物語り。

『屍鬼』(小野不由美) ― #おすすめの本

国道から遠く離れ、四方を木々に囲まれたとある村の夏の出来事です。 多くの村人が、村で生まれ、村で育ち、そのまま村で生涯を終えるのが慣習なので、村の様子も村人も大きく変わることは非常に稀なことなのです。 しかしある夏の日、丘の上に一つの家族が越してきました。 しかも、真夜中に。 村人達は、最初から少し不信感を抱いていましたが、その不信感は徐々に大きくなります。 そして、それと同時に村で病気が流行ります。 原因は一切不明。 そして、病にかかった人々はどんどん亡くなっていきます。 原因を突き止めるために動いた村唯一の医者と、亡くなった人々を見送る唯一のお坊さん。 幼馴染の2人が村で起きている不可思議な事件を追及していきます。

『私の食物誌』(吉田健一) ― #おすすめの本

翻訳、文芸批評、エッセイスト、そして食通として知られた吉田健一氏が「自分がこれまでに食べて美味しかったもの」を述べたエッセイです。 取り上げられている食べ物は90以上に登り、それぞれの食べ物について1ページから2ページ程度の短文エッセイが書かれている、と言う内容です。 どこから読んでも楽しめる内容です。 適当に開いたページから読むというのも『私の食物誌』(吉田健一)の楽しみ方の1つになります。 書かれている内容は様々で、時には時代の移り変わりを感じさせたり、文化の違いを感じさせたり、特に面白いのは吉田健一氏独特の語り口を最も良く味わうことが出来る1冊である、という点です。 登場する食べ物は日本国内のものですが、いわゆる食通が喜びそうな物は一つもなく「信越線長岡駅の弁当」など全く予想もしない食べ物がずらりと並びます。 吉田健一氏という、多分、もうこんな人は出てこないであろう人物が残した不思議な、けれど、最も吉田健一氏らしいエッセイです。

『大富豪からの手紙』(本田健) ― #おすすめの本

『大富豪からの手紙』(本田健)は、子供から大人まで、本が苦手で普段読まない方でも、読みやすくなっています。 人生を変えてくれると言っても過言ではない一冊となっています。 お金や人、考え方、どう行動していけば良いのか悩んでる方は一度手に取って、できる事から挑戦してみてはいかがでしょうか。 小さなことから一緒に変えていけたらと思っています。

『捏造の科学STAP細胞事件』(須田桃子) ― #おすすめの本

数年前に国民の話題の的になり、社会問題までに発展したSTAP細胞騒動の裏側を生々しく描いたノンフィクション作品です。 元々は須田桃子氏が毎日新聞の科学記者時代に連載していた記事内容を加筆修正して、単行本として書籍化されました。 神戸理化学研究所、つまり当時のCDBのラボユニットリーダーである小保方晴子氏を中心に、彼女に関わる様々な職員や研究者への著者ならではの体当たり的な独自取材の内容をほぼそのまま引用しており、さらに著者自身の意見や批評を加筆した内容です。