『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(西原理恵子) ― #おすすめの本

西原理恵子は『毎日かあさん』など生活感に溢れコミカルな漫画で人気を博している漫画家です。 そんな西原理恵子氏によるカネの話は貧乏時代の強烈なエピソードによって裏打ちされ、その金銭感覚も鋭い。 特に幼少期のエピソードは想像絶するものがあり、漫画からは想像ができない内容となっています。 今作はお金に特別困ることなく過ごしてきた人にこそ読まれるべき本だと思います。 平和ボケしてなんとなくお金を使っている自分のことを叱りつけてくれるような素晴らしい一冊になることでしょう。

『かめくん』(北野勇作) ― #おすすめの本

実は哲学的にとても興味深いことを言っている本です。 ジャン・ボードリヤールの『シミュラークルとシミュレーション』の概念が、この小説を読むことによってより一層理解できます。 それはかめくんの仕事とかめくんと木星の戦争の関係に大いに関わってくるのですが・・・

『あなたが世界を変える日』(セヴァン・カリス=スズキ) ― #おすすめの本

カナダで生まれ育った12歳の少女が1992年6月、リオ・デ・ジャネイロで行われた国連の環境サミットに参加する。 そこで彼女は、世界各国のリーダーたちを前に6分間のスピーチをするのだが、そのスピーチはたくさんの大人達に影響を与えた。 その内容、経緯、それからのセヴァンの活動について絵本としてまとめられている。

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(桜庭一樹) ― #おすすめの本

主人公の山田なぎさは地方都市に住んでいる。 都会からやってきた転校生、海野藻屑は芸能人の娘で美少女。 なぎさも藻屑も、それぞれ人には言えないような暗い家の事情を抱えている。 ふたりはだんだんと、打ち解け、ついには友情のようなものが生まれるが……。 青春小説のようなミステリーのような、不思議で暗く、悲しくて美しい小説。

『冷たい校舎の時は止まる』(辻村 深月) ― #おすすめの本

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。 開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。 薄れていった記憶、その訳は・・・ 「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。 何故忘れてしまったんだろう―。 でもその顔と名前が合点がいかない。 第31回メフィスト賞受賞作。