『私の食物誌』(吉田健一) ― #おすすめの本

翻訳、文芸批評、エッセイスト、そして食通として知られた吉田健一氏が「自分がこれまでに食べて美味しかったもの」を述べたエッセイです。 取り上げられている食べ物は90以上に登り、それぞれの食べ物について1ページから2ページ程度の短文エッセイが書かれている、と言う内容です。 どこから読んでも楽しめる内容です。 適当に開いたページから読むというのも『私の食物誌』(吉田健一)の楽しみ方の1つになります。 書かれている内容は様々で、時には時代の移り変わりを感じさせたり、文化の違いを感じさせたり、特に面白いのは吉田健一氏独特の語り口を最も良く味わうことが出来る1冊である、という点です。 登場する食べ物は日本国内のものですが、いわゆる食通が喜びそうな物は一つもなく「信越線長岡駅の弁当」など全く予想もしない食べ物がずらりと並びます。 吉田健一氏という、多分、もうこんな人は出てこないであろう人物が残した不思議な、けれど、最も吉田健一氏らしいエッセイです。

『大富豪からの手紙』(本田健) ― #おすすめの本

『大富豪からの手紙』(本田健)は、子供から大人まで、本が苦手で普段読まない方でも、読みやすくなっています。 人生を変えてくれると言っても過言ではない一冊となっています。 お金や人、考え方、どう行動していけば良いのか悩んでる方は一度手に取って、できる事から挑戦してみてはいかがでしょうか。 小さなことから一緒に変えていけたらと思っています。

『捏造の科学STAP細胞事件』(須田桃子) ― #おすすめの本

数年前に国民の話題の的になり、社会問題までに発展したSTAP細胞騒動の裏側を生々しく描いたノンフィクション作品です。 元々は須田桃子氏が毎日新聞の科学記者時代に連載していた記事内容を加筆修正して、単行本として書籍化されました。 神戸理化学研究所、つまり当時のCDBのラボユニットリーダーである小保方晴子氏を中心に、彼女に関わる様々な職員や研究者への著者ならではの体当たり的な独自取材の内容をほぼそのまま引用しており、さらに著者自身の意見や批評を加筆した内容です。

『アルスラーン戦記』(田中芳樹) ― #おすすめの本

パルス歴320年、皇太子アルスラーンの初陣から話は始まる。 アルスラーン14歳の初陣で、パルスという国はルシタニアという敵国に敗し、王都エクバターナを奪われることとなる。 奪われた王都エクバターナに住む国民は、敵国ルシタニア人に命を脅かされ、死者も多く出た。 生き残ったアルスラーン殿下が頼もしい仲間とともに、王都を奪還するための、胸が熱くなるファンタジー。

『芝桜(上)』(有吉佐和子) ― #おすすめの本

「正子」と「蔦代」というふたりの芸者の関係を通して、女の人生を描いた長編小説の上巻です。 正子と蔦代の10代~30代を通して、芸者の卵から一人前の芸者になるまでに男女の関係やお金のトラブル等、ありとあらゆる問題が起こります。 明治・大正・昭和の風俗も興味深く描かれています。

『100分de名著 こころ』(姜尚中) ― #おすすめの本

夏目漱石の小説『こころ』の解説本です。 誰もが一度は読んだ事のある有名な作品ですが、自分で普通に読むだけではここまでの知見は得られないだろうと思わされる1冊です。 深く、透徹した考察がなされていて、「なるほどそうだったのか!こういった考え方もあるのか!」、といった驚きが多数盛り込まれている大変よくできた優れた1冊になっています。

『旅のラゴス』(筒井康隆) ― #おすすめの本

人類が他星に移住してから2000年、超能力を得た代償として文明は後退し人類は野盗達の跋扈する世界で原始的な生活を送っていた。 若き学者のラゴスはある時は遊牧民族に紛れ、またある時は奴隷に身を落としながらも長い放浪の生活を送っていた。 一体彼の旅の目的は何なのか。 旅が終わる時、一体彼は何を目にするのだろうか。