『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(イルセ・サン)から学ぶ、「HSP」ありのままの個性 ― 『大人の読書感想文』


このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。

本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。

その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。


HSP(Highly Sensitive Person)=「人一倍敏感な人」

あなたはこの言葉を知っていましたか?

私は今回こちらの『大人の読書感想文』が寄せられて初めて知りました。

特徴としては

「他人の怒りに敏感」

「他人の表情、声の調子に敏感」

「肌触りが気になる」

「映画やテレビの映像を現実のように感じる」

というのが挙げられるそうです。

人口の2割、つまり5人に1人はこの傾向があるそうです。

あなたはいかかでしょうか?

作者の方ご自身もHSPの傾向があるようで『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(イルセ・サン)に出会え、心が軽くなったようです。

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『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(イルセ・サン)から学ぶ、ありのままの個性

■ありのままの個性が尊重されにくい時代

KYやインスタ映えなどの流行語からもわかるように、空気を読んだり周りに合わせたりすることが無意識に推奨されている時代だと感じます。
もちろんそれを一概に悪いことだとは思いませんが、あまりにそういった傾向が強い社会だとありのままの個性が尊重されにくく生きづらいなと感じることがあります。
そういった気持ちを覚えたときに偶然目にしたのがデンマークのセラピストであるイルセサンさんの本でした。
本の中で著者は5人に1人がHSPだと解説していて、本の冒頭のチェックリストでHSPの自己テストができるようになっています。
もともと大人数でのイベントや社会生活がどちらかというと疲労を感じていた私もそれを参考にしてみたところHSPである可能性があるということでした。

■『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』を読んで心が軽くなる

HSPとは繊細な気質を持っている人で、内向的な性格や行動をとるタイプだと世間一般では括られています。
そういうタイプだとどうしても団体行動や、個人の意見が無視されがちな社会では生きにくく、外交的で鈍感な人たちの多い場所では意見が通りません。
声が大きい人ほど目立つ、アクティブな性格が評価される風潮では繊細な人への配慮が欠如することも多くHSPは傷つきやすいと述べています。
この説明を読んで私がこれまで感じていた気持ちがやっと言葉になったのだと感じました。
物静か内向的な性格なら行動的外向的な性格を目指さないといけないという植え付けられた意識は固定観念だったということに気づかされた瞬間でした。

■マイノリティーを孤独に感じさせない強さと優しさは表裏一体

生まれた日から社会の一員となって暮らしているとどうしても大衆の意見が是だという意識がありますが、それは『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』で鈍感な人と括られているタイプの人たちがつくりあげたものだったのだと理解できました。
人間関係にうまくいかない時にこれまでは自分に何か原因があるのではと思って様々な対人関係に悩む人向けの本を読んできました。
けれどそれらのどれもが内向的な性格を直接的ではなくても間接的に否定するものだったのだと今では感じます。
この本の著者イルセ・サンさんは自身もHSPで大衆の中での生きづらさを感じていることを告白しています。
だからこそ本の内容は押しつけるものではなくて寄り添うようなアドバイスで構成されています。
HSPの人が前向きに生きるためにどんなことをしたらいいかという提案には、自身の性格を理解する、自身に愛情を持つという自己肯定の部分から、会話の使い分けや理解者を増やすためのポイント、また芸術活動なども推奨しています。
まだHSPという存在を知らない人が多い社会で完璧に自分というありのままの個性を相手に理解させるのは難しいことです。
けれど自分らしく生きるのを心がけることが、個性をなくして停滞している社会で生きていくためには欠かせないのだと思うことができました。
この本のおかげで自分に自信を持って行動できるようになりました。

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いかがでしたか?

作者の方が言うように、「空気を読んだり周りに合わせたりすることが無意識に推奨されている時代」であり、「アクティブな性格が評価される風潮」もあります。

繊細で内向的な人に対する配慮に欠けているというのも感じられます。

こういった書籍をはじめ、もっと情報が広まればと思います。

うつ病に関してもここ十数年で情報が広まり、ある程度一般化してきましたが、それ以前は誤った対応や偏見に満ちていた訳です。

様々な自己啓発書や人間関係の改善等に関する書籍も、これから推測するとHSP等の

マイノリティーを考慮せず、“マジョリティーに合わせる”ということが無意識的に前提にされて書かれているように思えます。

私は接客の仕事を主にやってきた為、入ってくる新人の方を指導することがあります。

接客業は「明るく、元気で、素直に」というのが基本です。

しかしその中には、(慣れやそれまでの経験もあると思いますが)なかなか明るくお客様と話せなかったり、気遣いができなかったりする方がいます。

もちろん最低限のレベルには何とかするのですが、それまでに時間が掛ったり最低限の

ことまでで、それ以上明るくなったり積極的になったりしないことが多いです。

HSPの傾向があるのかも知れません。

そんな彼・彼女達も接客以外のことでは人一倍、丁寧・正確に作業をこなしたりします。

まずは社会がこのHSPが社会的に認知され、各職場・学校・個人レベルでHSPの方への

対応や、HSPの方ご自身の特性が理解できれば、より良い世界になると思います。

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