『すごい自己紹介』(横川裕之)から学ぶセルフイメージの上げ方 ― 『#大人の読書感想文』


このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。

本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。

その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。


あなたどのようなセルフイメージ(自分自身はどのような人物か)をお持ちですか?

積極的で行動力がある?

冷静で客観的?

優柔不断で周囲に流される?

言いたいことがあるのに自己主張できない?

良いセルフイメージも悪いセルフイメージも色々お持ちでしょう?

良いセルフイメージでしたらそのまま持ち続けたいですね。

悪いセルフイメージでしたら変えたいですよね?

しかも、その悪いセルフイメージが客観的に見たものでなく、自分自身が作り上げたものだったとしたら・・・

今回の『大人の読書感想文』は、誰もが一生の内に何度も経験する「自己紹介」を基にしたセルフイメージの上げ方についてです。

さらにはセルフイメージを上げ、コミュニケーション力も上げようという面白いコンセプトの本です。

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『すごい自己紹介』(横川裕之)から学ぶセルフイメージの上げ方

■自己紹介って何?

『すごい自己紹介』というタイトルのインパクトで手にした本ですが、内容にもとても衝撃を感じました。
まず、著者の自己紹介の定義に、今までの「名前、住所」程度にしていた自分の自己紹介が恥ずかしくなりました。
そもそも、自己紹介って苦手な方も多いのではないでしょうか。

私もどちらかというと苦手です。
もちろん、社会生活に必要な挨拶やそれなりの会話は出来ますが、会話が続かなかったりする傾向はあります。
自己紹介本でありながら、「自分を紹介するのが自己紹介ではありません」というなぞなぞのような問い。
日本一のランチ会を主催し、参加者にしてもらった自己紹介を添削し続けてきた著者の圧倒的な説明力に感服しました。

■つまずきの犯人・・・

最初に自分の思っていた、「名前、住所」程度の自己紹介を軽く吹き飛ばされたわけですが、その吹き飛ばされた領地にスコーンと上書きされたのが、著者の言う「すごい自己紹介」です。
なんと、自己紹介は自分が相手に提供できる未来なのでした。

そう、自己紹介はもはやプレゼンです。
最初の時点で準備が必要なのです。

いかに分かりやすく、いかに明確に伝えることが出来るかは言葉を研磨していないと出来るものではありません。
出来る経営者や営業マンならまだしも、コミュニケーションが苦手なひとには少々難関なのです。
でも、この「すごい自己紹介」が出来るようになると、興味を持った相手の方から話しかけてくるようになるといいます。
興味を持ってくれた相手に、相手の話を聞きながら、自分の得意や売りを提案していくのです。
得意なことで話が循環し始めたら、いくら会話が苦手でもうまく行きそうな気がしませんか?
そう、コミュニケーションの最初のつまずきは自己紹介だったのです。

■ほんとうに苦手なの?

コミュニケーションのつまずきが自己紹介だと感じ驚いたわけですが、会話が苦手でも相手に要所を伝えることができれば問題ないと言います。
少しくらい緊張していても、言葉につまずいても一生懸命話してくれたら、人柄を感じるものです。
しかも、もう先に「すごい自己紹介」でお互いの需要と供給が合致しているなら、会話を重ねるごとに信頼感は増していくでしょう。
会話を重ねることができるなら、「人見知りで会話が苦手」・・・違いますね??
準備不足で思う結果が得られてないから、うまく行かないだけだったのです。

思い込みって自分の評価を下げてしまいます。
自信のない自己紹介をし続けていたあなたの言葉を一番聞いているのは自分自身だからです。

■セルフイメージの復活のために

セルフイメージを下げてしまっている負のスパイラルに気づいてきたら、当然、セルフイメージの上げ方を知りたくなります。
簡単です、「すごい自己紹介」で紹介されるワークをひとつでもやってみることです。
「思考を文字化して自分の人生の主導権を取り戻せ」と著者は常々、公言されていますが、頭で自分の掘り下げをするのではなく、書上げることをこの本では推奨しています。
頭で考えると堂々巡りしてしまいますが、アウトプットすると、客観的に自分を知ることも出来ます。
そして、アウトプットしているので、その空間でまた新しいことを考えることが出来るのです。
いくら本を読んでも、自分が実践しなければ面白かったな~で終わってしまいます。
なんせ自分の自己紹介なのですから、自分の経験ややりたい事を自分の言葉で伝えないと始まりません。
最初からうまくいかないかもしれませんが、その作り上げていく過程も自分のセルフイメージを上げる手伝いになっているでしょう。
自信を持つというのは、自分軸を立てることから始まるのだと気づいてください。
何より、自分のいいところをたくさん見つけて行きましょう。それが自己紹介する時の素材にもなり、セルフイメージを高める方法なのですから。

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いかがでしたか?

『大人の読書感想文』の作者の方も、自己紹介やセルフイメージの捉え方が変わり、ご自身のセルフイメージが上がったことでしょう。

紹介されているワークの中で、「思考を文字化する」というのが出てきました。

話は少し逸れますが、この「思考を文字化する」という方法は、今回のセルフイメージを上げる為だけでなく、あらゆる場面で有効な方法です。

もちろん、多くのビジネス本や自己啓発本等にも勧められています。

スポーツ選手も常に、「どのような動きをしたらどうなったか」やその時の感情等をメモしている方もいます。

面倒な作業のように思われるかも知れませんし、何でわかっていることをわざわざ書くなんて無駄なことをしなければいけないのか、と思われるかも知れません。

しかし“書く・文字化する”という作業は頭でイメージすることに加え、文字に書き出すことにより、客観的かつ具体的になります。

頭で分かっていることでも意外にスラスラ文章に書けませんよね?

そんなことない!、と言う人はやってみると分かります。(目安は1000文字10分位?)

出来たらライターとしての才能有りです(笑)

そして当然、自分で書いた文字を視覚的にも捉えることになりますので、ここで記憶が強化されます。

更に、自分の手を動かすことによりそこでも脳を刺激し、記憶の強化を助けます。

(書くのは手書きでもパソコン・スマホでも良いです。)

例えば職場で、

「やることが多すぎてどれから手を出していいかわからない。」

「段取りが悪くて効率よく仕事をこなせない。」

という方には、やることリストや予定等をメモすることをおススメめします。

5分から10分程度でできますよね?

こういう話をするとよく、

「そんなことをする時間があったら5分でも10分でも早く仕事を進めた方が良い!」

という方がいます。

ですがその5分、10分を使う(時間の投資)ことによって、20分30分作業が短縮できるかも知れませんし、無駄な作業が洗い出せるかもしれません。

より効率の良い手順が見つかるかも知れません。

普段、“書く・文字化”する習慣が無い方はぜひやってほしい方法です。

あと、感情的になりやすい方やストレスをためやすい方もおススメですよ。

どんな出来事があったかそれに対してどう思ったか、を書くと吐き出すこともできますし、物事を客観的に見られ、意外にたいしたことのない出来事にイライラしていたと気付かされることもあります。

人も仕事もお金も引き寄せる すごい自己紹介[完全版] [ 横川裕之 ]

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