『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL) ― おすすめの本

『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL)の概要

「今日も会社に行けなかった。まあいいか。生きてるし。」

心を病んでしまった人、自分を犠牲にしてしまう人、考えすぎてしまう人への自己啓発本。

夢を叶えられなかった20代の平凡なOLが、仕事や日常についてつぶやくTwitterを開設。

多くの共感を呼んだありのままの自分を肯定する言葉、エピソードをまとめた一冊。

心を柔らかく、自分を自分でいさせてくれます。

がんばらないことをがんばるって決めた。 [ 考えるOL ]

価格:1,320円
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感想(1件)


『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL)の印象的なエピソード

社会人になった考えるOL。

自分が思っていた人生と全然違っていました。

受験は失敗、貧乏でサークルよりもバイト。

好きな仕事も出来ませんでした。

そんな人生について愚痴をこぼしていた時、大学の親友に言われた言葉、

「でもさあ、こうして私達が出会えたからいいじゃん?」

そのことにハッとしました。

自分は、自分の失敗や上手くいかない事ばかり気にして、目の前にある小さな幸せに気付けなかったこと気付いたのです。

例え人生が思い通りに行ったとしても、目の前の小さな幸せに気付けなければ幸せにはなれないこと。

このエピソードは心に刺さりました。

『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL)の好きな場面

考えるOLが営業先で、先方のお偉いさんに小ばかにされた場面です。

小ばかにされ悔しい思いをしても受け流しますが、大人の対応だと思い笑ってその場を凌ぐも心の中はモヤモヤでいっぱいになります。

味方であるはずの同僚も笑ってやり過ごしている様に「そんなことはない」と言ってほしかったと思うのです。

イライラを吐き出すために上司へそのことを報告した結果、驚きの言葉を受けます。

「そんなお客さんのところもう行かなくていいから。あなたの方がよっぽど大事だから」

お客様が第一、笑ってやり過ごすのが大人の対応だと思っていた考えるOL。

そんな上司の言葉に自分を大切にしようと思えました。

「相手を不快にさせないために自分を犠牲にする必要なんてないんだと。」




『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL)で得たもの

「自分を犠牲にしてまで相手を不快にさせる必要なんてない。」

このお言葉は凄く身に沁みました。

多くの方は何かあっても笑ってやり過ごし、誰かが機嫌が悪い時など、なるべく気を使い笑顔でいると思います。

不満があっても我慢をし、なるべく他人の悪いことは言わないように。

でもそれは自分の心を削ってすり減らしていることになります。

そんな風に自分を大事にせずいた結果うつ病なる方も多くいます。

無理に合わせなくていい、嫌な事は嫌と言えばいい。

自分を犠牲にしてまで我慢する必要なんてどこにもないんだと思わせてくれます。

『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL)はこんな方におすすめ

心を病んでしまった方、自己嫌悪に陥った時、特に読んでほしい一冊です。

本当に共感出来るエピソード、言葉ばかり。

他人のために自分を犠牲にしてしまう、抑えてしまう、そんなことをしなくていいんだと

思えます。

今、うつ病や心を病んでいる方にもやさしく角のない表現で、読みやす内容になっています。

『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL)のまとめ

全体を通して、うつ病の経験がある方には共感出来る事ばかりでした。

自己肯定感が低く、周りの目線を気にして自己犠牲ばかり・・・

笑ってやり過ごす、自分の言いたいことは抑えてなるべく協調しあう、それが大人な対応だと思っている方。

仕事も誰かのためになること、立派だと思ってもらえることが重要だと思っている方。

でも『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL)を読むことによって、無理に自分を犠牲にしなくていいこと、誰かの何かにならなくてもいいこと、自分を大事にする考え方を学べると思います。