シンプルな生活が生み出す美しい生き方、『禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生』(枡野俊明) ― 『#大人の読書感想文』

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このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。

本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。

その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。


あなたは今、悩んでいることはありますか?

あなたは今、生活習慣を変えたいと思っていますか?

もし、悩み・問題を解決したい、生活習慣・自分を変えたい、と思った時にそのヒントとなるものに出会えたらどんなに助かるでしょうか?

今回の『大人の読書感想文』はご両親が亡くなられた時に、生きている意味の半分以上がなくなってしまったと感じてしまった方が、生きる意味について見直すキッカケとなった本をご紹介します。

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シンプルな生活が生み出す美しい生き方、『禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生』(枡野俊明)

■人生は一本の長い線

今皆さんが生きておられる生活の中で、人間関係や仕事の責任、また人生の在り方や、様々な悩みについて、解決できないあるいは解消できないこともあるのではないかと思います。私は両親が共にこの世からいなくなってしまった時に、生きていく意味が半分以上なくなってしまったように感じました。

仕事もやりがいのある仕事があり、そしてその仕事から学ぶこともある。

自分自身の家族もおり、養わなければならないものがある。

生活において充実していることもたくさんあるのです。

ただ、今の自分が今どうしてここに在るのか、自分は何のために生きているのか、そして生きてきたのか、ということを考える時に、この本に出会って、何か人生を一本の長い線として捉えることができるようになったのです。

この本は、枡野俊明さんという方が書かれている『禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生』というものです。

■「すべては気づくことから始まる」

物があふれ、分刻みで起こることがニュースで流され、情報過多な現代の生活。

その中で自分がおぼれそうになったり、自分を見失ったりすることもあるでしょう。

そんな時に、毎日の生活の仕方、どのようにすれば問題が見えてくるのか、そういったことのポイントがこの本には書かれています。

目次を読むだけでも、十分です。

もしあなたが人生に悩みを持っているとしたら、一度目を通してみることをお勧めします。

例えば、第一章は、「すべては気づくことから始まる」という題で始まっています。

内容は、善い行いをすれば良い結果を生む、から始まり、自分自身の状態に気づくことから始まっています。

読み進めていくと、心当たりのあることがあるでしょう。

もちろん、これは自分には違うな、とかまさにこれは今の自分などの感覚が出てくるでしょう。

それが大切だと思うのです。

■シンプルな生活から生み出される、美しい生き方

悩みの渦中にいる時や、前の道が見えないような、あるいはなくなってしまったような、そうでなくてもあまりに長い道のりすぎて遠くが見えないような、果てしなく終わりのないトンネルのように感じる時には、この本を読んで人生を長い線として捉え、産まれてから老いるまでというプロセスを逆から考えてみることも必要かもしれません。

例えばこの本の中で言えば、

「SNSを使う前に本当に必要なのかと自問する」

「体を動かし、汗を流してこそ得られること」

「今度やる、はやらないのと同じ」

「玄関の靴をきちんと揃える」

など日々の生活での厳しい目線に加え、

「結果がでなくてもプロセスを大切にすれば次につながる」

「曖昧は寛容のこと、白黒決めなくてもいい」

「短時間でも心をからっぽにする時間をつくる」

「夜は心配しないという習慣をつける」

など、そうか、やってみよう、そのように考えを変えてみようと思わせられることが多く書いてある本です。

しかも何か大げさな難しいことではなく、日々の生活の中のありきたりなことなので、自分の生活習慣を見直すきっかけになります。

この方は、禅のお庭をデザインする方でもあるようですが、まさに美しいものを生み出す力というものもこのようなシンプルな考え、シンプルな生活から産みだされるものなのかもしれないと思わされる本です。

是非一読していただきたいお勧めの本です。

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いかがでしたか?

人生は一本の長い線である。

確かに生きていれば楽しいことだけでなく、苦しいこともあります。

そんな時は過去も含めすべてが否定された気分になったり、これからの将来に希望を抱けなくなることもあるかも知れません。

誰でも一度や二度、多かれ少なかれ、そういった感情に支配されたことがあると思います。

人間は本能的に“悪い出来事”により強く反応してしまう性質を持っているからです。

しかも、その時その時を“点”で捉えれば、それがすべてと感じてしまいます。

しかし、“線”と捉えれば、自分にとって悪い出来事も一つの過程と考えることができるのです。

今、その時がすべてではないと気付けば、それは通り道(過程)でしかないとわかります。

そうなれば、将来(線の先)はどのようになっていたいか、とイメージが湧き、どのように行動すべきか、と考えることができます。

すべての悩みは考え方次第です。

禅の教えに学ぶ捨てる習慣と軽やかな人生 (朝日文庫) [ 枡野俊明 ]

感想(2件)

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