『レフトハンド・ブラザーフッド』(知念実希人) ― #おすすめの本

元高校生プロボクサーの岳士の左腕には死んだはずの兄が宿っている。 そんな岳士は些細なことから殺人事件の容疑者となってしまう! 逃亡生活を続けながら、濡れ衣を晴らすために事件の真相を追及する2人。 彼らを待ち受けているのは、サファイヤと呼ばれる危険ドラッグの謎、隣の部屋に住む彩夏との出会い…。 2人は無事に濡れ衣を晴らすことができるのか。 そして最後は感動のラストを迎える。

『ルームメイト』(今邑彩) ― #おすすめの本

大学進学を機に上京してきた萩尾春海は、物件探しの際同じように住む場所を探している西村麗子と出会う。 ルームシェアをすることに決め、干渉しない約束のもと共同生活を送るが、麗子が突然失踪してしまう。 彼女はどこに行ったのか。 春海は麗子について調べ始めるが・・・。

『リリカルマーダラー』(桜井亜美) ― #おすすめの本

今では当たり前になったSNSでの出会い。 忘れられない人と同じ名前を持つ女性と出会った主人公と女性の物語。 どんどんと近づいていく2人が、バーチャルからどんどんリアルへ進んでいく。 今の時代でも起こり得る、リアルなやり取りが注目の作品。 出会い系サイトでのやり取りが小説として書かれており、横文字で読むという少し変わった小説としても楽しめる。

『マミ・レヴィのアロマテラピー』(マミ・レヴィ) ― #おすすめの本

日本人である作者マミ・レヴィがまだ20代のエステシャンだった頃、日本であまり浸透していなかったアロマテラピーを学ぶ。 難関資格を取得する為に単身英国に留学し、言葉に苦労しながらも見事目的を達成する。 また部分的にちりばめられた、作者マミ・レヴィの個人的な恋愛や結婚、出産にいたるまでの経過も明るいテンポで綴られている。

『ぼくは王様 たまごがいっぱい』(寺村輝夫) ― #おすすめの本

たまごが大好きな王様はたまごを独り占めしようと思い国民に 「今日からたまごを食べていけない。ニワトリはたまごを生んではいけない。」 と、言い出します。 それを聞いたニワトリは大慌て! たまごを焼けなくなったフライパンは、仕事を奪われたと怒ってお城に押しかけてきます。 ちょっと困り者の王様とユニークなキャラクターたちの織りなす愉快なお話しです。

『デセプション・ポイント』(ダン ブラウン) ― #おすすめの本

―NASAが北極の中から生物の化石が含まれた隕石を発見した― 地球外生命体の影響の証拠を手に入れたNASA及び大統領側は、その正当性が確かなものになりNASAの存在意義が認められれば、劣勢な政局をすぐにひっくり返す事が出来る。 またまだ公にはされていない、NASAの成し遂げたある大発見について知らされる。 父の政治的野心や死亡した母への想いから父娘の間には深い溝が。

『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵) ― #おすすめの本

嫌なことがあった時、忘れたくても忘れられない、それにはある理由がある。 その理由をかの有名な心理学者である植木理恵先生が、親しみやすい文章で解説していく。 人間関係で悩んでいる人には非常におすすめの一冊。 見た人は誰もが「あっ自分にも当てはまるかも」と共感出来る。

『サンタのおばさん』(東野圭吾) ― #おすすめの本

毎年クリスマスイブが近くなると、フィンランドではサンタクロース協会の会議が開かれることになっている。 今年の議題はアメリカ支部の配達担当者の後任を決めることで、候補者として皆の前に紹介されたのはジェシカという女性だった。 賛否両論が巻き起こっていく中で、彼女は自らがサンタに応募した理由を語り始めた。

『コンビニ人間』(村田沙耶香) ― #おすすめの本

第155回芥川賞受賞作です。 コミカルなタイトルに加えて200ページもいかないコンパクトな分量。 しかしながら内容は濃密。 こんなに短い中身なのに、何度も笑ったり苦笑したり、「とにもかく面白い!」と思える作品にしあがっている。 コミカルで軽快な風味なのに、突き付けられる現実は他人事ではない直近での日本を表していて、改めて今後の生き方を腹積もりさせる。