『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵) ― #おすすめの本

『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵)の概要

嫌なことがあった時、忘れたくても忘れられない、それにはある理由がある。

その理由をかの有名な心理学者である植木理恵先生が、親しみやすい文章で解説していく。

人間関係で悩んでいる人には非常におすすめの一冊。

見た人は誰もが「あっ自分にも当てはまるかも」と共感出来る。

シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫) [ 植木理恵 ]

感想(93件)

『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵)の注目のエピソード

幸せになり過ぎると、その幸せを失うことを恐れる気持ちも出てくるかと思います。

それが実は結構なストレスを自分にかけてしまうのです。

何とも皮肉なのですが、幸せになればなるほどストレスが増えていき、逆に不幸になっていったりもします。

そんな心理学ならではのエピソードは興味深いものがあり、人生についても考えさせられる方も多いことでしょう。

自分にとって程よい幸せとは何だろうとも考えさせられます。

幸せと恐怖は表裏一体というのが現実なのでしょう。

『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵)のおすすめのノウハウ

人間はそのことを忘れよう、忘れようとすると余計に思い出してしまうものです。

その解決法は、忘れないこと。

これは傷口に塩を塗るがごとく辛いことなのですが、悲しみは向き合って初めて解決します。

悲しむ時には悲しむしかないのです。

その方が立ち直りが早いのです。

忘れよう忘れようと思ってしまうことは振り払い、逃げていることとも取れます。

自分と向き合い、感情を整理することはとても大事なことだと気付かされます。

そうやって時間が掛っても悲しみや苦しみを乗り越えていくしかないのです。

『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵)から得たもの

この本を読んで、やり方を変えることで困難も乗り越えやすくなることを学べます。

自分で苦しみを引き延ばしていたことにも気付きました。

これからは悲しみ、苦しみには素直に向き合うことをおすすめします。

そして人間関係がギクシャクしてしまうようなケースもこの本を活用すれば、もっと円滑にいくと思います。

心理学は様々な日常に応用出来る学問で、とても奥深く学べば学ぶほど面白くなっていくものです。

知識が増えればその分選択肢が増えるということ、知識を増やすということはとても大事なことだと思います。

『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵)はこんな方におすすめ

人間関係に悩んでいる人、大事な場面でよくパニックを起こしてしまう人。

そのせいで人前に出たり、人間関係が広がるチャンスを逃している人。

またはショックなことがあり、落ち込んでいる人等におすすめです。




『シロクマのことだけは考えるな!』(植木理恵)のまとめ

この本の作者植木理恵先生は、自身も人前で上がってしまうなどの症状に悩み、心理学を活用して乗り切っているとのことです。

ですからとても実体験に沿ったよりリアルな解決法が載っています。

「あーそれ、わかる!」と思って、すらすらと読めてしまい、またこんなに凄い方でも色々な悩みを持っているんだなと勇気付けられました。

これでは進まない、と思っている出来事でも心理学の観点から見て少し工夫すれば乗り越えられることも多々あることと思います。