このブログは、私の知人や募集で集まった方々の『大人の読書感想文』を掲載しております。
本のレビューではなく、その本を読んだその人がどのように感じ、どのように影響を受け、人生に活かしてきたかをまとめています。
その本に興味を持って頂くことはもちろん、あなたの悩みの解決や人生の励みになれば幸いです。
「昔は良かった・・・」
「今の世の中はダメだ・・・」
飲み会の席でのオジサンの決まり文句・・・
あ～、ヤダヤダ！うっとうしいですね。
・・・って、自分も言う側の世代になってきましたよ、ハイ。
今回はそういったことを言われた時に上手く返せなかった方が、大ヒット漫画の『ワンピース』(尾田栄一郎)からその答えを導き出した『大人の読書感想文』をご紹介します。
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『ワンピース』(尾田栄一郎)から学ぶ「世代感覚」
■導入
今の20代、30代が日常生活を行う際に必ず耳にしてきた言葉がある。
それは「我々の時代ではそんなことはなかった」「今の世の中はだめだ」。
こういったことを言われたことは筆者自身も勿論ある。
勿論昔の良さのようなものもあるだろうが、今の時代は今の時代として動いているのでそんなこと言っても仕方ないだろと思いつつも、なかなか上手い返し文句も思い浮かばず悶々とすることも多い。
世界的に有名な漫画である『ワンピース』(尾田栄一郎)を読んで、こう言い返したらきっと上手い返答になるのではないかと思い、そのことを記載したい。
■あらすじ
かつてこの世の全てを手に入れた男、〝海賊王〟ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」をめぐり、幾多の海賊達が覇権を賭けて争う「大海賊時代」が到来した。
そのワンピースを手に入れるため、主人公のルフィーが信頼できる仲間を集め、海賊王を目指す物語
■印象に残った言葉
〝海賊王〟ゴールド・ロジャーの一味であったレイリーという主人公が言った以下の言葉。
「今の時代を作れるのは今を生きてる人間だけだよ…………!!」
(『ワンピース』52巻)
■なぜ印象に残ったのか
この言葉を知った時に、ハッとした。
正に求めていた答えだと思った。
確かに昔の時代の方が良い部分があるかもしれないけれども、それが今の時代に存在していないのは今の時代のニーズを満たしていないからである。
つまり、昔の時代の在り方は今の時代に求められていない。
勿論、過去に実績があるやり方を試しているわけではないのでひずみも発生するが、それも含めて今の時代を作れるのは、今の時代にいる人間だけだ。
もっと言うと、きっと世代が変わった時にそのひずみを解決する何らかの手立てを提供できるのも今の時代を生きている人間だけだと思う。
だからこそ、今の時代をもっと良くしたい、生まれてしまったひずみをこうやって解決したらいいのではないか、そういった考えを自分含め今の時代に生きる人は少しでも考えていかないといけないと思った。
■本を読んで変わったこと
丁度いいタイミングで、飲み会の席で「今の時代はよくないよね、俺が若者だった時代と比べると」という話を振られた。
その時に「まぁ今の時代を作れるのは我々だけですからね、嘆くのではなくて、どうすれば先へ繋げられるのか、それを考えたいですね」と言ってみた。
あまりいい顔はしていなかったが、自分としては満足いく回答だと思った、
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いかがでしたか？
そうです、時は流れるのです。
時代は変わっていきます。
「今の時代はよくないよね・・・」
と言っている人も、今の時代の一員です。
“今”を作っている一員です。
もし、自分が無関係と思っているのならば、文句を言っている相手も無関係ということです。
そんなことあり得ません。
どんな年代の人も今の時代を作っているのです。
もし過去の時代の方が良いと言うのであれば、(愚痴ではなく)しっかりと若者・後輩達に伝え、自ら実践していくべきです。
また、新たな時代を切り開くのであれば周りの意見に流されず、勇気を持って進んでいくべきです。
筆者の方の
「今の時代を作れるのは我々だけ」
という考え方は前向きで、一歩前に踏み出そうとする我々に勇気を与えてくれますね！
ただ、「昔は良かった」系(笑)のお話をする方の言うことも耳を傾ける価値はあるかも知れません。
忘れられていた過去の良いところが、今も使えるかも知れません。
拒絶は選択肢を狭めるだけです。
でも、大概そういう人達って、2度3度それ以上、同じ話するんですよね(笑)
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