『「わかりやすい話し方」の技術』(吉田たかよし)の概要
話が分かりにくい時には、分かりにくい原因を取り除けば分かりやすくなる。
この考え方に基づいて色々な人の話の分かりにくい原因を取り除いていく、といった内容を追及していく。
具体的には矢印メモと呼ばれているものを使って、論理の追いにくさを修正していく。
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『「わかりやすい話し方」の技術』(吉田たかよし)のおすすめのエピソード
著者が大物政治家の秘書をしていた時のエピソードが面白かったです。
大物政治家にはとにかく時間がありません。
短時間に伝えるべき情報をまとめ、いかに伝えるか・・・、相当な技術が必要になってきます。
「吉田くん、話が長いよ！もっと簡潔に話してくれないかい！」
自民党の元幹事長の加藤紘一にプレッシャーをかけられながら、何とか話をわかりやすく整理しようとした著者の苦労が伝わってきます。
話をまとめる工程が載っていて、とても参考になりました。
『「わかりやすい話し方」の技術』(吉田たかよし)のおすすめのノウハウ
この本全体に書かれていることですが、いちいち地道な所が良かったです。
魔法みたいな方法はこの本には出てきません。
まずは話の流れを矢印メモで整理していく地道な作業の後、全体の論理の流れを整理します。
順序の変更や全体の構成を整えていく。
論理的な話ならどんな相手にも伝わりやすく、地道に努力をすればどんな人でもある程度の所までいけそうな感じがします。
検証しやすく取り扱いしやすい、論理の力というものを改めて考えました。
『「わかりやすい話し方」の技術』(吉田たかよし)から得たもの
少し複雑なことを話す時は、この本に書いてあったことを思い出します。
自分の話が大まかにでも論理的になっているか、それともなっていないのか。
話す順番は今考えている順番で本当に良いのか等。
自分の話の内容に自信を持たないようになったのが大きいです。
人間の話はだいたいの場合、整理されず整っていません。
アナウンサーみたいに洗練された話し方は無理ですが、少しでも「何となく」話すことを減らしていきたいと思うようになりました。
コミュニケーションがもっとできたとしたら、、、
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『「わかりやすい話し方」の技術』(吉田たかよし)はこんな方におすすめ
当たり前ですが、あまり話が上手くない方や何度話しても相手が理解してくれないことが多い方ににおすすめです。
論理の体裁を整えるだけで、自分の話がぐっと分かりやすくなるということだけでも理解出来ると思います。
話すのは得意だけど、さらに技術を上げたいという人にも確認用におすすめです。
『「わかりやすい話し方」の技術』(吉田たかよし)のまとめ
「お前の話はわからない、何を言っているのか伝わってこない。」
直接的に言われることはなくても、相手の表情でそう思われているなと感じることは多いのではないでしょうか？
また、自分の周りには理解力の無い人ばかりだ、と思っている方もほとんどの場合ご自身の話し方に問題があります。
ぜひこの本を読んで対策をしてみるのがいいでしょう。
話の内容を頭の中で論理的に整理すれば、話す内容がずっと良くなる。
このことは多くの方にとって救いになります。
手間暇は掛りますが論理は追跡可能ですし検証も可能です。
またわかりやすく話す為にプロでも相当苦心しているという事が分かり、人前で話すことに自信が持てると思います。